研究書・論文 
植民地主義と歴史学 植民地主義と歴史学
そのまなざしが残したもの

寺内威太郎・永田雄三・矢島國雄・李 成市著


定価: 本体7000円+税
2004年3月刊
ISBN4-88708-326-2
A5箱 279頁

品切
ヨーロッパ中心史観が生み出した「遅れたアジア」というまなざしを伴う近代歴史学。そのイデオロギー性と歴史性を専門の異なる4歴史家が多面的に検証!
【主要目次】
第1部 植民地政策と歴史学研究−戦前の日本における朝鮮史研究
 「満鮮史」研究と稲葉岩吉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・寺内威太郎
 第1章 近代日本における朝鮮史研究の始まり
 第2章 「満鮮史」の成立
 第3章 朝鮮史像の定着
 第4章 稲葉岩吉と満鮮史研究

 コロニアリズムと近代歴史学
  −植民地統治下の朝鮮史編修と古蹟調査を中心に・・・・李 成市
 第1章 『朝鮮史』の編修と黒板勝美
 第2章 朝鮮古蹟調査と黒板勝美
 第3章 黒板勝美の古蹟保存政策とその背景

第2部 植民地における歴史認識
 トルコにおける「公定歴史学」の成立
  −「トルコ史テーゼ」分析の一視角−・・・・・・・・・・・・・・・・ 永田雄三
 第1章 「トルコ史テーゼ」とは何か
 第2章 「トルコ史テーゼ」提唱の政治的意図
 第3章 「トルコ史テーゼ」の心性史的背景
 第4章 「トルコ史テーゼ」の「科学的」根拠
 第5章 トゥラン主義と大東亜共栄圏
 終 章 トルコにおける「公定歴史学」の成立

第3部 博物館学からみた植民地主義
 植民地と博物館・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 矢島國雄
 第1章 近代博物館の成立と展開
 第2章 植民地からの資料獲得
 第3章 植民地博物館の創設
 第4章 万国博覧会と植民地
 第5章 文化返還問題
 第6章 まとめに代えて−文化財返還問題と博物館
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