

『近代ドイツ
農村社会の誕生』
定価 5,500円
A5 260頁 |
東部ドイツ,ブランデンブルク地方の村落社会は中世のドイツ系住民の入植によって成立し,これらの村の多くは21 世紀の現在においても存続する。本書は18
世紀領地研究の成果を引き継ぎ,19 世紀前半にも研究対象を拡大,この地域の2村,レカーンとフリーデルスドルフの手稿史料にもとづいて,地域社会に内在しながら農村が近代市民社会へと転化しえた秘密を解明する。「土地資源の利用」「階級形成と紛争」「メディアと教育」の面からの包括的論述に意義がある。
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『複合国家イギリスの
地域と紐帯』
定価 5,500円
A5 370頁 |
16〜18世紀という長期の視座でイギリスを複合国家として確認!
近世ウェールズ史やスコットランド史を対象に「統合の中の独自性」 「統合の中の重層性」を示す第一部。近世のアイルランド・イングランド関係を通して「分裂のなかの紐帯模索」を提起する第二部。複合国家の紐帯がもつ多様な側面に光を当てた第三部。こうして、読者はイギリスの構造を、深く知ることが出来るようになるでしょう!
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『北欧中世史の研究』
定価 4,950円
A5 300頁 |
昨年急逝した,歴史家阪西紀子の業績集成.。
ノルウェーとアイスランドに残された古アイスランド語文献を根本史料とし,9〜13世紀に至る当該地域の社会のあり方を,とりわけ独特の社会秩序意識とその維持機能に注目しながら明らかにした!
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『ロビン・フッドの森』
定価 2,200円
四六 232頁
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本書の目的は,イギリス中世の森と人間のかかわりを歴史的にさぐることである。その歴史をふりかえりながら,森と人間のかかわりをアウトロー物語と史実の両面から考えてみることにある。
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