研究書・論文 
ヒトラーの青年時代 ヒトラーの青年時代

藤村瞬一著


定価: 本体4500円+税
2005年10月刊
ISBN4-88708-347-5
A5判 253頁

在庫あり
ごく普通の青年だったヒトラーが何故あのような狂気の政治家になったのか?従来の研究書ではおざなりな扱いであったその青年時代について,現地を辿りながら検証し実像に迫る
【主要目次】
はしがき
第1部 その半生
 はじめに
第1章 幼少期のヒトラー
 1 出生から少年へ
 2 複雑なヒトラーの家系
 3 少年期
 4 青年へ
第2章 青年期のヒトラー
 1 ウィーン時代
 2 ヒトラーの日常生活
 3 どん底の時代
 4 ヒトラーの交遊
 5 オーストリアとの訣別
 政治家への転身とその契機
第2部 青年期ヒトラーの研究書
 研究書の時期区分について
第1章 初期のヒトラー伝
 1 ヒトラー首相就任直後の伝記
 2 第二次世界大戦終了後の刊行書
 3 ヒトラー『わが闘争』
 4 ヒトラー『食卓談話』『テーブル・トーク』『モノローグ(独白録)』
第2章 ヒトラー伝の全盛期
 1 英、米の著者によるヒトラー伝
 2 ドイツ,オーストリアの著者によるヒトラー伝
 3 心理学派・精神分析学派のヒトラー伝
 4 その他
 5 邦語文献
第3章 近刊のヒトラー伝
 1 青年像の定着 
 2 資料編
研究書検証後の所感…

〔付記〕関連事項説明
【書  評】
【波】に連載の「ヒトラーのウィーン」(筆者:中島義道)
第11回目<ブラウナウ>(2009年10月号)の典拠になりました


「(前略)…今回は,時間軸を逆にたどり,前回のリンツ時代をさらに遡って,ヒトラーの幼年時代(国民学校入学前)を見てみよう。この時代のことに関しては,最近翻訳の出たW・シュトラール『アドルフ・ヒトラーの一族』(草思社)と,藤村瞬一『ヒトラーの青年時代』(刀水書房)が詳しい。とくに後者は,これ以上不可能ではないかと思われるほど詳細にヒトラーの足跡をたどっている。以下,事実に関しては,これら二書に大幅に頼っていることを断っておく。」
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