人間科学叢書12 
1525年の革命 1525年の革命
ドイツ農民戦争の社会構造史的研究

P.ブリックレ著/前間良爾・田中真造訳


定価: 本体4800円+税
1988年1月刊
ISBN4-88708-087-5
A5判 390頁

在庫あり
重厚な実証的地域研究を背景に,マルクス史学・社会史学を批判的に摂取し,歴史学の抽象的概念論争に終止符を打った注目の書。その方法論的影響は大きい
【主要目次】
序 論
第1部 封建制の危機−革命の原因
  1章  12箇条とその経済的、社会的、政治的背景
  2章  12箇条の空間的、内容的射程
  3章  農業制度の危機と初期近代国家の批判
  4章  聖書主義対封建制
第2部 公益とキリスト教的兄弟愛−革命の目的
  1章  「キリスト教同盟」と「ラントシャフト」−新しい社会・政治秩序のモデル
  2章  平民の反乱としての農民戦争
  3章  平民の反乱の革命的性格
  4章  宗教改革の神学と革命の実践
第3部 復古と協調−革命の結果
  1章  帝国による鎮静化の試み−1526年、シュパイヤー帝国議会における平民の抗議の      処理
  2章  国家的分野における紛争の解決
  3章  革命の結果−ラントシャフト的国制の展開
  4章  共同体的宗教改革に対する国家統制
総 括 平民の革命  
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