刀水歴史全書105
天保北前船漂民 天保北前船漂民
異国船打払令の停止


木崎良平著
木崎弘美編

定価: 本体2,700円+税
2025年10月刊
ISBN978-4-88708-491-9
四六判 250頁



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電子版あり
予定

幕末日露交渉史の一側面!

江戸幕藩体制から明治維新期へ移行する19世紀前半日露関係推移の中に,忘れられた五社丸と長者丸,二組のロシア帰還北前船漂民の意義を明らかにした!

(『光太夫とラクスマン』・『仙台漂民とレザノフ』の「幕末日露交渉史の一側面」を弊社から2点刊行後,3点目を執筆して亡くなった著者。本書は知られていなかったが,没後21年の昨年,編者が発見した3点目であった!)
【略 目 次】
第1章 忘れられた五社丸漂民
第2章 五社丸の漂流・漂着
     (19か月にわたるオアフ島滞留,etc.)
第3章 五社丸漂民 シトカ~オホーツク漂泊
第4章 五社丸漂民の帰還
     (「文政異国船打払令」,etc.)
第5章 帰還後の五社丸漂民
     (五社丸漂民帰還と徳川斉昭,etc.)
第6章 モリソン号事件
     (「異国船打払令」の停止,etc.)
第7章 長者丸の遭難
     (『時規物語』の漂民漂泊日暦,etc.)
第8章 長者丸漂民 アメリカ船に救助されオアフ島へ
第9章 長者丸漂民のロシア漂泊
第10章 長者丸漂民の帰着
第11章 長者丸漂民の江戸送り
     (江戸留め置き・一時帰郷,etc.)
第12章 度重なる異国船の渡来
     (高い鎖国の障壁,etc.)
第13章 帰郷後の長者丸漂民
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本書出版の経緯(編者)
五社丸・長者丸漂民関係略年表/主要参考史料・文献
【著者紹介】

木崎 良平 きさき りょうへい(19242003)京都大学文学博士

鹿児島大学教授,立正大学教授。
『ロシヤ・ソヴェトの歴史』(雄山閣),『漂流民とロシア』(中公新書)等多数刊行後,刀水書房から『光太夫とラクスマン』・『仙台漂民とレザノフ』の「幕末日露交渉史の一側面」を2点刊行

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