〔世界史の鏡〕刊行開始を記念して、ジュンク堂書店池袋本店で
トークセッションが開催されました。

講演樺山紘一先生
11月29日(木)
多数のご来場、誠にありがとうございました。


【熱心に聞き入る参加者】
【講演の要旨】
【樺山先生の熱き語らい】 ◎ 樺山先生は満席の喫茶室で「数ある研究者の国際組織の中で、決して大きいとは言えないこの学会には、他の会に比較して自慢できることが二つあります」と始められた。
1:何せ古いこと。第零回は1898年のことで、足かけ3世紀になる。そして単に古いだけでなく、109年続いているこの歴史家たちの会議の“歴史”を自分たちで振り返りながら書いたということ。
2:多くの歴史家たちは社会に対して発言力を持つ立場にあった。そうして国家や政治や経済に向き合った結果として、圧力を受けたり命を捨てた歴史家が幾人もいる。第二次世界大戦の折はもちろん、冷戦時代にも。だからこそ、歴史家たちは良心に従って学問の自由・自立を守るために力を尽くしてきた。一人では出来ないかも知れないが、歴史学会議としてなら実現できるかも知れないと。それが出来る場は“ユートピア”かも知れないが・・・・・・。
◎歴史家としての熱い話題の後は、国際会議での言葉の問題 (非英語圏の人々だけだと、とても話題が豊富になる) やエクスカーションの実益(楽しさのみならず、歴史家の目で“その場を見る”意義)などが続き、会場は楽しい雰囲気に包まれた。
【御礼】
当日は、多数のご来場誠にありがとうございました。シリーズ『世界史の鏡』の刊行に、弊社は全力を挙げて取り組んでまいります。これを機に、このシリーズをどうぞよろしくお願い申し上げます。
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