アメリカの世紀、刀水書房

人間科学叢書41
	アメリカの世紀それはいかにして創られたか？オリヴィエ・ザンズ著／有賀　貞・西崎文子訳定価：　本体3600円+税 2005年6月刊 ISBN4-88708-344-0 Ａ５判　308頁在庫あり
20世紀は「アメリカの世紀」世紀初めは新興国に過ぎなかったアメリカが世紀末には超大国に。フランス生まれの社会史研究者が「消費の民主化」に答えを見出した、画期的考察

【主要目次】

第Ⅰ部　「アメリカの世紀」の始まり
　第1章　知識を生産する者、仲介する者、使用する者
　第2章　社会的知性の道具の選定
　第3章　平均的アメリカ人の創出
第Ⅱ部　市場の社会契約
　第4章　消費者の創出
　第5章　階級の非急進化
第Ⅲ部　攻撃されるアイデンティティ
　第6章　自発主義から多元主義へ
　第7章　拡大する政体
第Ⅳ部　アメリカの原則の輸出
　第8章　個人主義と近代化－日本におけるアメリカの実験
　第9章　不確実性のもつ力

【著者プロフィール】

オリヴィエ.・ザンズ（彼の姓はカタカナではいろいろに表記されているが、「ザンズ」が著者自身の発音にもつとも近い）は一九四六年パリに生まれ、パリ第一大学で学位を得た後、アメリカのヴァージニア大学歴史学科の助教授となり、一九八八年に教授に昇進し、九九年以来コモンウェルス講座教授（ヴァージニア「州」の正式名称は「コモンウェルス」である）の地位にある。アメリカの歴史学界で活躍し、アメリカ国籍も取得しているが、他方でパリの社会科学高等研究院の客員として北米研究センター長を務めるなどフランスの学界との関わりも深い。一九世紀前半に古典的アメリカ.デモクラシー論を著したフランス人トクヴィルについても造詣が深く最近はトクヴィル学会の会長を務めている。ザンズの最初の著書は「変わりゆく不平等の様相」

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